~27浮遊目~

らずくん

2015年03月22日 22:07



『おい、久しぶりにカヤック借りて浮かぶから、お前ちょっと一緒に浮かべや。』




金曜日の夜に、とあるブロガーさんからこんな一本の電話が・・・断る訳にはいくまい・・・(少し脚色あり)







いつものように前夜現地入りして仮眠。

あまりの寒さにあまり寝つけず、それでも予定通りに起きだし用意を始めようと車のリクライニングのレバーに手を伸ばしシートを起こした瞬間・・・


『痛っっ!!!!』



右手小指をレバーの隙間に挟んでしまったところにシートが起き上がってきたようで、朝から小指の先の皮がベローンと・・・

しかも切ったところが悪かったようで、鮮血がポタポタと滴り落ちる始末。


朝からツイてない・・・テンションはダダ下がりですが、とりあえず絆創膏で誤魔化し準備開始。
準備終わった頃にはすっかり明るくなっており、いそいそと出航していきます。








まずはシーバスをサクッと釣ってから潮止まりにメバル釣って、それから沖にでて底モノを狙っていこう・・・・・今日はウハウハだろうな・・・・・・なんて邪な思いを胸に沖に漕ぎ出していく僕。


さて、まずはシーバス・・・・ここならいるんじゃない?っといったところでジグを投下しサクっと一匹。







そしてすぐにサイズアップの一匹・・・・はネットを乗り越えオートリリース。


どうせすぐまた釣れるだろうから気にしない♪ってことで攻めているとまたすぐヒット。


おおおー、快調な滑り出し・・・すげえぇ・・・・ってか、シーバスにしては引きがおかしい・・・・


ん?なんだ??と思ったら・・・・








何かちょっと違う気もするけど、次男の高校入学祝いで鯛が欲しかったからちょうど良かった♪♪



で、ここで潮止まり・・・・


そして沖の方から疾走してくる一艘のゴムボート。


違う場所から出ておられたジュウザさんでした。
しばらく談笑しながら並んでジギングしたあと、ちょっとこの後合コンで忙しいからと旅立って行かれました。


それと引き換えにお久しぶりの若さんと、若さんのターポン120を借りて出撃のムームーさん登場。


ムームーさんは久しぶりのカヤックですでに疲労困憊、釣りをする前から笑わせてくれます。


さて、三人合流したものの海はまだ潮止まり状態・・・正確に言えば潮自体はぶっ飛んでいるもののただ流れているだけという良くない状態。
なので第二のプラン発動、メバルを狙っていきます。
とは言うものの実はサビキでメバルを狙うのは初めて。見よう見まねと簡単なアドバイスを頂き挑戦してみると・・・







おおおー、これ楽しいぃぃーーーっ!!


と思ったのですが、どうも数が少ないうえにスレているらしいとのことでもう一匹追加しただけでメバル終了。


若さんと第三のプランである底モノを狙いに沖に漕ぎ出していきます。


まずは水深50mのあたり・・・反応ないですねぇ・・・なんて若さんと話しながらジギングをしていると前方200mほどのあたりで・・・



ブッシュウウウウゥゥゥ・・・


黒い背中を海面に出して潮を吹きだすクジラの姿・・・・あまりの大きさに感動すら覚えます。

あんなに大きくても一つの命、さっきクーラーに放り込んだメバルも同じ一つの命なんだな・・・などと何だか変なところで考えさせられました。

しかし今はとにかく美味しい魚を釣らないことには・・・ってことで、更に沖に漕ぎ出していきます。


途中で太い潮目・・・・表層は流れていませんが、底潮はガンガンに流れている状態。
しかし当たらず・・・・そしてその太い潮目を通り越し、更に深いところでようやくアタリ。は乗らずでしたが正体は分かっているので、その魚を意識したジャークで・・・・ゴン!







予想通りのレンコ鯛、この魚は固まっていることが多いので間髪いれずに攻めてもう一枚。







少し流されたので再度カヤックを流し直して・・・・・ほらまたヒット。でも引きがおかしい・・・・何だ?と思ったら








このサイズのヒラメならリリースしていますが、ムシガレイなのでこれはマックスサイズ。美味しく頂きます。



ここで若さん、浅場に戻るとのこと。少し悩みましたが、底モノ以外は期待できないだろうしそろそろシーバスも釣れると判断した僕も戻ることに。

結果的にここで一つ目の読み間違い。



さて、浅場に戻ってきたもののやはりシーバスは口を使いません。

何かのタイミングで口を使い始めるはず・・・と思いながらジグをしゃくりその時を待ちますが、全く反応はありません。


これ、アカーン!!ってことで、少し早いけれども撤収となりました。


結果的にこれが二つ目の読み違い。。。



帰宅途中、休憩がてらフェイスブックを覗いたら夕方にシーバスの時合いがあった様子・・・・・


そして、まだ早いはず・・・と思っていた真鯛のノッコミが始まっていたようで、ジュウザさんはしっかりと仕留められておりました。


やはり沖で粘っておけば・・・・底モノしか期待できないだろうと判断した自分のミスでした。
朝一、立て続けに釣れたシーバスが判断を鈍らせてしまった部分もあるのですが・・・。



釣りに於いて、如何にたらればを無くせるかが腕前だと日頃感じているのですが、本当にたらればに泣かされてしまった一日でした。



もっと精進しなくては・・・・



遊んでくださった皆様お疲れ様でした。

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