本当に夜明けが早くなりました。出艇は五時。
さて、本日の狙いは
【沖合いで回遊しているであろう大型の真鯛、そして居てもおかしくないブリ】ってことで、まっすぐ沖に出て行きます。
まずは水深50mの大きな根が点在するエリアから実釣開始。
ショアからの緩い風に乗り、少しずつ沖に流されていきながら攻めていきます。
水深50・・・60・・・・65mを超えたあたりから、強烈な二枚潮が発生。80mあたりまで一応攻めたものの、釣りにならない状態なので再び50mラインまで漕ぎ戻ります。
そしてまたジグ投下。50mラインあたりは流れてはいるものの素直な潮。
で、たまたま付けたジグがボーズレスのノブナガ100gだったんですが・・・・
このジグ、コウナゴパターンのシーバスジギングの為につい三カ月ほど前に購入したものです。
確かに良く釣れます。まぁ、スモールシルエットのタングステンジグなので魚に口を使わせる力は強いわけですが。
でもね、でもね・・・・
こういうのって、僕は好きじゃないんですわ。良く釣れますが二度と買いません。
着底で歪んでしまうような気合の足らないラインアイって・・・。
折れないように修正しながら騙し騙し使っていましたが・・・・フォール中に折れたのか、フロントフックにリアフックがぶら下がった状態で上がってきました。
このノブナガは、リアフックなしで根掛かりの多いエリアで特攻隊となっていただきます。
閑話休題、50mラインの根が点在するエリアをねちっこく探ってみると・・・・
そしてまた少しずつ沖に流されていくと・・・
んん~、なんだかなぁ。。。
ちなみにこいつは元気でした。
『うひょーーーっ!!俺、シャア専用!!』
50~65mラインは水の色も何だかいまいち・・・そしてESOだらけ・・・
そうこうしている間に段々と潮が緩んできたので再びちょっと深いところへ。
先ほどまでの強烈な二枚潮はなくなっており、きっちりボトムまで攻められる感じ・・・
だけど、言い返せばつまり潮止まりなわけで・・・
入念に攻めましたが、たまにヒメが引っ掛かってくるぐらいでいまいち・・・・・
気が付けばすでにお昼過ぎ、恐らく潮が動き出してもまた釣りにならない二枚潮が発生するだろう・・・・ってことで、また50mラインまで戻ります。
まずはアカハタ。小さいなぁ・・・・・
しかし50mラインは潮がよれて良い感じ。潮も素直に動いているようで、気持ちよくジグが泳いでいるのがロッドに伝わってきます。これは期待出来る感じ・・・・
フワッフワッフワッ・・・ボトムから10mほど舞い上がらせたあたり、フッと感覚が無くなった刹那
ズドン!!
あ。尋常じゃなくデカイ・・・・・
ジガーからけたたましいドラグ音を上げながらラインが出ていきます。
と、止まらん・・・・・なにこれ・・・・
とにかく耐えて・・・・・で、20m以上走られたところでフックオフ。
うわぁぁ・・・・・やっちゃったぁぁ・・・・何だったんだ?今のは・・・・
思わず天を仰ぎます。朝から殆どアタリもなかっただけに余計にガックリ・・・・・
バレ方からして、掛かりが浅かったのかスレだったのか・・・・
回収してきたジグの針にはウロコは付いてません。
巨大根魚にしては走りすぎだし、ブリとも違うようだし・・・真鯛でもなかったな・・・・何だったんだ・・・
悔やんでも悔やみきれません・・・・・が、いつまでも落ち込んでいられない。
で、落ち着きを取り戻し前方に目をやると15mほど前方の波間に黒い三角形の背鰭が・・・・・
もしかして・・・・さっきのやつ、お前かぁぁぁあーーーっ!!!!!
さっきバラした魚かどうかは分かりません・・・・が、バラし方と針にウロコが付いてなかったこと、そしてパワーと重量感からして可能性は大。
スピニングタックルに持ち替え、何ともやりきれない気持ちを130gのジグに込めて弾丸ライナーでサメ(1.5~2m弱)に投げつけてやりました。
直撃したのかどうかは分かりませんが大慌てで逃げ去るサメ。
ふうぅ・・・・・何となく気が晴れたし、時間も時間なのでお土産狙いに移行します。
ほら、ここらにはベイトが溜まっているから・・・・・それに付いてるんでしょ???
ってことで・・・・あれ、えらく小さいな・・・・
もうちょっとマシなサイズがいるはず・・・・・ほらね?
もう一枚ぐらいいるでしょ・・・・・ってことで・・・
綺麗に脳死させると、真鯛も白くなります。
で、気が付けばなんと16時半。沖上がりとなりました。
本命の真鯛は釣れたけれども、釣りたかった真鯛はこの釣り方ではないわけで・・・
気分的には撃沈です。
最後、自分の中の引き出しを開けたら真鯛が入っていた。そんな感じで、それはそれで良いことなのですが・・・
とにかく疲れました。釣りって難しい・・・。
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