さて、本日の狙いはイサキとサバ。そして根魚系。前回かなり美味しかったワラサも狙えるように、合計四本のジギングタックルをカヤックに積み込み午前5時ちょうどに出ていきます。
まずはイサキ・・・・本命のイサキは何処だ・・・・・
いつものイサキポイントでジギングを開始するものの反応がありません。
少しずつ探るエリアを変えて・・・・
ようやく一匹。このぐらいの塩焼きサイズが本当に嬉しい。
引き続き探っていきますが当たらない・・・・おかしい・・・・反応は出てるのに・・・・
と思ったら、割りと上層でヒット。
ビビビビビビビビ・・・・・・
今はイサキ狙いなのに・・・・でも本命だからいいか。
引き続きイサキ狙いで・・・・ボトムでゴツン。
オオモンハタは嬉しいけれど、このサイズじゃダメ。お帰りください。
引き続きイサキ狙いで・・・・・
ガツン!!
おお、これはちょっと大きいぞ・・・・・てか、叩いてるな・・・・・また真鯛か?
ドラグが鳴るような鋭い突っ込みが数回、慎重に巻き上げて・・・水中にシルエットが・・・・・あれ?赤くない・・・・茶色?メガイサキか??と思ったら・・・
なんともレアな、フエフキでした。というか、これはハマフエフキ?タマン???
とりあえず、脳〆で真っ白になってもらってから血抜きです。
そして定番のアカハタ。
ここまで五目、被りナシってのはちょっと凄いかも。しかも実釣開始一時間足らず。
そしてようやく二匹目のイサキ。
それにしてもイサキが釣れなさすぎる・・・ってことで、少しエリアを変更。イサキは時間帯を変えて攻めることにし、少し深いところを探りに行きます。
アヤメカサゴも好きなんだけれども・・・・・また大きくなってから会いましょう。
そしていきなり始まるサバラッシュ。
サバは五本だけ持ち帰ろう。
カヤックの上に転がったサバをクーラーに放り込み・・・ってか、返り血浴びまくってんですが・・・・(汗)
とにかくこの場所はサバの猛攻でジグがボトムに到達しないので、再びサバの居ないエリアに移動。
良いサイズのアカハタ・・・・アカハタって、これぐらいがマックスサイズなのかな??
ガシラ好きなんだけどなぁ・・・・なかなか大きいのが釣れない・・・・また会いましょう。
ちなみにジグは行きしなに購入したディープライナーのスピンドル。新製品に飛びつくような性格ではないのですが、ぱっと見てこれは使えると感じたので即購入。
そしてまた少し深いところ、同じくスピンドルで・・・・・
フォールさせて柔らかめのスローピッチでシャクりあげると軽いバイト。そのまま合わせずにしゃくると、魚が食い直したような感じでヒット。
おお、叩いてる・・・・またタマンか???
と思ったら、普通に真鯛でした。食べごろサイズの60㎝弱ぐらい。
そして同じラインをトレースして・・・・・
おお、良いサイズのヒメジ。この魚、割りと美味いんですよね。嬉しいお土産。
ってか、これで何目だ???えーっと・・・・たぶん9目??
おお、このアヤメは大きいぞ。これは嬉しい。
ここらで天候が少し怪しくなってきます。それにちょっと頭痛・・・・・
とりあえず少し天候と海況が変わったから、またイサキ狙ってみるか・・・・・ってことでポイント入り直し。
なかなか当たらないのでアクションを変え、角の取れたジャークのイメージで上げてくると・・・・・
ガツン!!
おお、これまた大きいな・・・・鯛?いや、またタマンか?しかもさっきより全然引くぞ??
ライトタックルなので慎重に・・・・・さて、どっちだ???・・・・・って、あれーーー??
80㎝ジャスト。なので前回と同じくギリギリワラサ。
これで十目達成。クーラーももう入らんし帰ろう・・・・
のんびりと一日釣りをする予定がまだ11時。まぁでも、たまにはこんな日があってもいいでしょ。
ってことで、出艇場所に向けて歩を進めます。
しばらく戻ると一匹の跳ねる魚が・・・・・・
あれ?今、跳ねた魚って・・・・・
漕ぐのを止めスピニングのジギングタックルを手に取り、100gのジグをフルキャストします。
着底後、規則的なワンピッチでジャークしながら巻き上げてきて・・・・・
まぁ、そんな上手くいくわけないかと思い始めた残り20m。
ガッツーーーーン!!!
今までに味わったことのない衝撃と同時に、ソルティガ4500のドラグからラインがとんでもない勢いで出ていきます。
そして凄まじい勢いで引っ張られていくカヤック。
カウンターでアワセが入っているのでファーストランさえ凌げれば勝機が見えるはず・・・・・しかし止まらん・・・・・
水の抵抗を少しでも増やすために両足を水に突っ込み、そしてガッチリと足でカヤックを挟み込み身体をホールドさせます。
距離にして楽に30mほど一気に引きずられたところで魚がストップ。ラインを弛ませるとアウトなので一気にラインを巻き取り・・・・・ちょっと近づいたかな?と思ったら、セカンドラン。
魚の勢いが少しでも弱くなったらとにかく必死で巻き取り・・・・・
幾度かのダッシュを耐えながら巻ける時は必死に巻いて・・・・ついに魚がカヤックの真下に。
ドラグを半回転さらに締め込み、ロッドエンドを股間とシートの隙間に押し当て、ロッドのパワーを最大限に使い魚にプレッシャーをかけていきます。
しかし強烈な重さ・・・・・MCワークスNB592ssがバットからブチ曲がります。
この竿とこのリールで相手する魚ではない・・・・けれども、逆にカヤックだからこそ勝負に引きずりこめる・・・・・
プレッシャーをかけ続けながらラインを巻き取り・・・・・そしてついにリーダーがスプールに巻き込まれました。
リーダーの長さは10m弱・・・・・魚はすぐ下・・・・
しかしここからがきつかった。
カヤックに気づいた魚は再び猛ダッシュ。カン高い音を上げながら逆回転するスプール。
しかし魚もかなり疲れている様子・・・・再びリーダーがスプールに巻き込まれ・・・・
よし・・・・見えてきた・・・・・やはりデカイ・・・・・
はっきりと魚が目視でき、ネットに手を伸ばそうとした瞬間に気付きました。
・・・・・・魚の顔しか入らんネットで何する気だ・・・・・
ランディングツールは他にボガグリップしかありません。しかしそれで取り込めるような魚ではない・・・・
魚と必死の攻防を続けながら導き出した答えは・・・・・ハンドランディングしか無理ということでした。
他に方法はない・・・・魚もかなり疲労困憊の様子・・・・・
しかし油断は出来ません。トルク、スピードの何もかもが今まで対峙してきた魚とケタ違い。
リーダーを掴み一気に引き寄せ・・・・・
その瞬間のことは無我夢中でよく覚えていません。グローブをした手でエラのあたりに強引に手を突っ込み、想像以上の重さに戸惑いながらも必死に魚を両手でずり上げ、ロッドをホルダーに突っ込みベールを返してラインをフリーにし、カヤックの上で今にもまた暴れ出しそうな魚を必死に押さえつけ・・・・・
その時に不意に口から出た言葉・・・・・・
『勝った・・・・・』でした。
魚の向きを必死に変えて・・・・・ようやく安堵。
さぁ、帰ろう・・・・・このままの状態で出艇場所まで帰着。
心優しい地元の方が大きなゴミ袋を持ってきてくださったおかげで何とか持ち帰ることが出来ました。
お礼にその地元の方に真鯛をプレゼント。
115㎝、血抜き後計測で20kgオーバーの黒いダイヤモンド。
とても素晴らしい一日となりました。海の恵みに感謝。
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