~54浮遊目~
釣行記の前に、まずは重要なお話が・・・
先日、某地方でカヤックフィッシングを楽しまれているアングラーが海上で亡くなられるという大変悲しい事故が起こりました。
当日は非常に良い天気だったらしく、よほどの事がない限り事故は起こらなかったとは思うのですが・・・。
何かの拍子で落水、そのまま何らかの原因で再上艇が出来なかった上での事故だと思われます。
まだエリアによっては水温の低い季節、気温はかなり暑い日もありますが安全の為に万が一のことを考えた格好で浮かびましょう。
そして最近本当によく感じることが一つ・・・・
天気予報に対して楽観的に考える方が非常に目立ちます。
『風は○時から吹き出す予報だから、それまで大丈夫だろう』『予報の風速ならば何とか釣りが出来るだろう』
このような考えは非常に危険です。
『風は予報より早く吹きはじめるかもしれない』『風は予報よりも強く吹くかもしれない』
自動車の免許を取得された時に散々聞かされたかとは思いますが、天候に対しても
だろうではなく、
かもしれないの考え方でなくてはなりません。
GW前半に僕が休みにも拘わらず釣りに行けなかったのはまさにその部分であり、予報がかなり怪しく悶々と我慢しておりました。結果的に浮かべた日もあったようですがそれはあくまでも結果論であり、一歩間違えればやはり危険な目にあっていたかもしれません。
実際に海に行ってみて判断される人も多いかと思います。しかし遠路はるばる海に行くと、少々風が強くても浮かびたくなるのがカヤックフィッシャーの悲しい性。
理性的かつ冷静に判断できないのであれば、諦めて最初から行かない方が良いです。
『明日は我が身』
悲しい事故を他人事として考えず、いつの時も気を引き締めて楽しんでいきましょう。
・・・・と、言うことで・・・
先週のリベンジを果たすべく、プカリと浮かんでまいりました。
好調な海域に行きたかったのですがそちらは予報が微妙・・・
海快晴では良い感じの予報だったのですが、GPV他予報サイトでは完全にアウト・・・。
そんなわけで、先週コテンパンに打ちのめされたエリアで出撃です。
決して状態の良くないエリアでの釣行・・・・・それにお付き合いくださったド変態・・・・いや、勇者は
タカハスさん。
前回タカハスさんとご一緒した時は、カヤックに乗って初めての
完全ノーバイト釣行でした。そんな心踊る思い出を胸に、午前五時出艇です。
漕ぎだして100m、車の鍵を閉めたかどうかが不安になりUターン。
人はこれを
老いと言います。
さて、まずは近場のベイト反応から・・・・・手早くチェックしていきますがノーバイト。ふふ、いい感じ。
前回もそうでしたが、ベイトは平和に泳いでいるだけの感じ。なのでベイトは無視して沖に出ていきます。
ベイトはいないけれど地形的にキーとなる、そんなポイント・・・・
で、良いアタリ・・・しかし乗らず。再フォールさせて再びシャクリ上げてくると
ゴン!
そこそこ重い・・・・あまり引かない・・・何だろ??と思ったら、良型のチカメキントキ。
これ、好きなんですよねー。澄み切った瞳が僕そっくり。
群れていることが多いと聞いたことあるのですが・・・連発したことないな・・・・
ってことで、少しずつ沖に出ていきます。
実績ポイントを一通り探ってみますが無反応。
少し手前にタカハスさんが見えたので、気分転換がてら様子を聞きに・・・・
って、竿ブチ曲がってますやん・・・
このあと、良い魚を見事仕留められました。先週に引き続き目の前で釣られるパターン。ふふ。
対する私は・・・・
これも先週と同じパターン。ふふ。。。
深いところに見切りをつけ、浅いところを攻めに行く私。
なるべく潮の流れの変化のあるところを探って・・・・
ドスン!
このラメヒーが釣れる直前、アカハタとガシラが釣れたのでプチ時合だったのかもしれません。
が、ラメヒー釣ったとはうんともすんとも・・・。
そうこうしていると、タカハスさんから真鯛二匹釣れたとのライン。
ええーっ!やっぱりそっちが正解だったの?
ってことで、再び沖へ・・・。
変化のある所に張り付き・・・・一度、真鯛らしきアタリはあったものの、フッキングさせられず・・・。
今日は真鯛捕るまで絶対に帰らない・・・・なんて気合充分だったのですが、これはマズイぞ・・・。
タカハスさんも寝不足のためにギブアップ。お土産も確保し早々に切り上げられました。そんなわけで一人きりの海。
アタリもほぼ無く・・・・・
ダメだこりゃー。
ってことで、少しずつ探りながら戻ることにします。
最後の最後に少し気になっていたエリア・・・。ベイトはたっぷり。
ってことで、探ってみると・・・
60㎝ちょっと。たいして大きくはないけれど、本当に嬉しい一匹。
引き続き二匹目を狙ったのですが、風が強くなってきたので終了。
もう少し早めにポイント入れていれば・・・・残念。
ってことで、出艇場所に戻ってきたのは17時。
12時間浮かんでました。
今回も本当に厳しかった・・・。そして本当に疲れました・・・。
けれど、最後に意地で釣った真鯛に少し気持ちが救われました。
次回こそ、省エネ系で。
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