~109浮遊目~

らずくん

2018年08月05日 21:30

金曜日の昼下がり、一生懸命仕事に勤しむ私のもとへ一本の電話が・・・・。





オメーんとこのインコを丸焼きにされたくなかったら明日海に来い!!ハゲ!!



ハゲてはないけど、インコを丸焼きにされるのは困る・・・・・仕方ない、付き合うか・・・。



ってことで、久しぶりにはじけさんと浮かんでまいりました。













暑くて寝苦しい車中泊。ほとんど寝られず・・・・はじけさんみたいにテント買おうかなー。。。


ってことで、隣に停まっていたmadtakaさんにご挨拶して準備開始。



明るくなったタイミングで、はじけさんとともに海に漕ぎ出していきます。











久しぶりのこの海域。状況が分からないので浅場から反応を見ながら撃っていきます。




ベイトの反応は多いけれども・・・・ベイトしかいない感じ。。。


っつーか、潮が全く動いてないなー。



タイドグラフを確認すると、そろそろ潮止まりの時間。



さーて、どうしよう。アタリも何もないぞ。。。。ってことで、はじけさんと離れ一気に深場へ。




深場のポイントもそれなりにベイトは豊富。とりあえずジグを落として・・・・・で、着底寸前に違和感。



クラッチを繋いだ瞬間、ズドン!!




あああ・・・・これ、あかんヤツや・・・・。



全く止まらないライン。しばらく耐えるものの・・・ああ、根にラインの擦れる嫌な感触が・・・・で、プツン。



切られたことが悔しい感覚よりも、魚の口にジグがぶら下がったままになってしまうことが申し訳ない気持ちでいっぱい。



しかしライトタックル握ってる時に限ってヒラマサ掛かっちゃうんだよな・・・。



ってことで、ライトタックルはひとまず置いといてスロータックルに持ち替えて。










しかし続かず・・・潮が動かないと厳しいなー。。。なんて思っていたら、はじけさんから時合のお知らせ。



ああー、やはりアッチなのか・・・・でも戻ってるうちに時合終わっちゃうだろうなー・・・・でも一応戻ってみるか。。。。



ってことで、戻ったころには案の定終わっているわけで。。。



あっちこっち撃ってみるものの・・・・








ええーっ、またチャリコ・・・・。


その後も全く潮が動かず、魚からの反応もなく・・・・。そしてとにかく暑いわけで。



短い時合を見事にものにしたはじけさん、10時半頃に早上がり。


しかしチャリコ二枚の私はもちろん延長戦で。。。


ってか、少しずつ雰囲気良くなってきてるような気がするんだけどなー。。。



そんなわけで、深場には戻らず必死にジグをしゃくりまくり。



そしてほんの僅か、海と空の雰囲気が変わったかな?と感じた瞬間に時合突入。








やっとまともな魚が釣れた・・・。



そして間髪入れずに・・・。





















写真はないけれども、この間にチャリコも二枚。キープしたのはレンコとオエっていたアコウ一匹だけですが。




このままここで粘ればもう少しなにか釣れそう・・・・でもこのタイミングなら深場の魚も口を使うんじゃないか???



ってことで、再び急いで深場へ。









なんで今日はこんなにチャリコの活性が高いんだ・・・・








深場のベイトはどうやらこいつ。。。ちっこいなー。。。



しばらく攻めてみるものの反応はなし。



とりあえず戻りながら撃つか・・・・。っってことで、深場を諦め戻ることに。


先ほど良かったエリアもちょっと撃ってみるか・・・・ってことで、ジグ投下。



で、ズドン!!








もうちょい小さいのが好みなんだけど。。。


あとは浅いところだけチェックして帰ろう。ってことで、反応のあるところを探っていると近づいてくる一艇のゴムボートが。



らずくん、今日も加齢臭プンプンでてるけど魚釣れた??



誰かと思ったら、寝坊したことを僕のせいにしてくる某夫妻でした。



そして始まる質疑応答。


『らずくん、どこで真鯛釣ったの?何で釣ったの?エビ?』


『らずくん、無職みたいな顔してるけど仕事なにしてるの?』


『らずくん、そんな顔で魚捌けるの?料理できるの?』





ゴムちゅ・・・・いや、某夫妻から矢継ぎ早に繰り出される質問を華麗に躱し、クーラーの氷もヤバそうだったので14時半頃の撤収となりました。



本日遊んで下さった皆さん、ありがとうございました。



で。撤収作業中での出来事を少し・・・・。



片づけをしているとき、軽トラに乗ってきた同年代の方に話しかけられました。


最初は雑談だったのですが、よくよく話をしてみると地元の遊漁船船長兼漁師さんでした。



とても友好的な方で、そのエリアの魚のことや今年の魚の状況など色々と教えてくださりました。



せっかくの機会だったので、カヤックやゴムボートなどで迷惑していることや要望がないかをこちらから尋ねました。



①必ずフラッグをなるべく高く掲げて欲しい。
波がある時はやはり見えないそうです。なるべく大きな旗で少しでも高く目立つように掲げて欲しいそうです。

ちなみに自分はこんな感じ。





フラッグに関しては漁師さんだけではなく、海保からも要請があります。必ずフラッグを装着しましょう。



②禁止場所からは出さないで欲しい。
禁止場所と明示してあるにも関わらず、無視してそこから出す人が後を絶たないようです。理由もなしに禁止にはしないわけで、その原因はほとんどが釣り人によるものです。
法律上は無理だけど、条例を作って釣り人を締め出すことは簡単にできるのだけれども・・・・でも、そんなことはしたく無いとその漁師さんは言っておられました。
だけど、やはり禁止されていることを無視し続ければそのような流れになるのは当然のこと。注意されないからと、禁止されている場所から出すような真似はやめましょう。


③早朝の高圧ポンプの騒音。
その漁師さんの家は、出艇場所から見えるところ。海岸沿いなんですが、特に土日の早朝(ひどい時は真夜中)に聞こえてくる高圧ポンプの音が大変うるさいそうです。
もし自分の家の隣で早朝に高圧ポンプを作動させられたら・・・・うるさくて寝てられないですよね?
静かな早朝などは余計に騒音も響きますし。ストレスにもなります。
自分達が楽に準備を出来れば良い・・・・そんな考えではいつか遊び場も失うことに。



本当に気さくで友好的な漁師さんだったので色々とお話しが出来ました。でもやはり釣り人に迷惑を掛けられていることが色々あるようで、何だか申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

漂流などの海難事故があれば、真っ先に駆り出されるのがこのような地元の漁師さんたちです。

中には粗暴で無茶苦茶なマイルールを押し付けてくるような漁師さんもいます。。。でも今回のように色んな話を聞かせてくれて釣り人に理解のある漁師さんたちもいるわけで。


最後、帰り際に『気を付けて帰ってください!また遊びにきてくださいね!』と暖かく見送ってくださいました。


自分たちがいつまでも海で楽しく遊べるよう、先の三点を始めマナーやルールはちゃんと守っていきましょう。






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