GARMIN echo map chirp55dv

らずくん

2016年08月08日 21:46

何となく新しい魚探が欲しくなり色々と検討した結果、こちらの魚探を購入。









ってことで、数名の方から要望があったので簡単にインプレを・・・。
まずGARMINの魚探ですが、用途に合わせて振動子を選ぶシステムになっています。
僕の場合、普段行くところは深くても水深100m程度まで。ってことで、GT-20でも充分すぎるぐらいのパワーがあるのですが、某代理店でワンランク上のパワーを持つGT-21がGT-20と同額で購入出来たので(通常は一万円UP)、GT-21を選択しました。

ちなみにGT-20とGT-21の違いですが

GT-20  HD-ID CHIRP通常魚探:500W(77/200kHz)/実用最大深度:250m
GT-21  HD-ID CHIRP通常魚探:600W(50/200khz)/実用最大深度:400m

このようにGT-21の方が少し出力が大きくなっています。

ちなみにHD-ID CHIRPというのはHD-IDブロードバンド振動子でCHIRP発信をするものです。
つまりフルCHIRPではありません。フルCHIRPというのはCHIRP振動子でCHIRP発信するものであり、たとえば振動子をGT22やGT23にするとフルCHIRPになります。
ブロードバンド方式の魚探に比べるとHD-ID CHIRPは分離能力解像度が向上、フルCHIRPはさらに上・・・らしいのですが、振動子のお値段もそれなりに・・・。



で、こちらがそのGT-21振動子。




下はホンデックスのお馴染みの振動子。大きさが全く違います。重さもズッシリ・・・。
動力船なら大丈夫かとは思いますが、このサイズの振動子をカヤックで船外設置はかなり問題あり。
ってことで、インハル設置です。





ちなみに粘着耐震マットを使って設置。濡らして使うことにより接地面を密着させています。
そしてズレ防止の為にU字フックを4か所貼りつけ、それにゴムを引っ掛け振動子を押さえつけるように固定させています。


さて、この魚探とこの振動子で何が出来るかというと・・・・

まずはHD-ID CHIRP式通常魚探で、もっともよく使用されている周波数の200khz、そして広角の50khzを発射することが出来ます。
もちろんこの2周波を同時に発射して画面2分割で見ることも可能です。


そして狭角のDV( CHIRPダウンビュー)が260khzと455khzで見ることが出来ます。
このダウンビューってのは船のほぼ真下を鮮明に映す魚探って感じで、通常魚探では良く分からなかったストラクチャーが実際はどのようなものなのかを鮮明に映し出してくれます。


画面三分割で通常魚探50khz/200khz、そしてDV455khzと三つの周波数を並べて見ることも可能です。




この写真では上部がDV455khzで海底から10mまでの画像、左下が200khz、そして右下が50khzで海面から海底までの画像を映し出しています。





そして一番使用頻度の高い分割画面がこちらのマップ画面と200khzの二分割画面になるのではないでしょうか。
マップは軌跡(白黒のライン)を表示しています。ハンディGPSと同じような感覚で使えます。
もちろん、マップ&50khzやマップ&DVの組み合わせも出来ます。





こちらは200khzで右側が海面から海底までの画面、そして左側が海底から10mのズーム画面になっています。
もちろん50khzにしたり、海底から5mのズームに変更したりすることもできます。




三分割画面にして、マップを表示させることも可能。


そして気になっている方も多いと思いますが、自動等深線作図機能Quickdraw Contours。
30㎝刻みの等深線をマップに描いていってくれます。




この写真だと分かりづらいかもですが、軌跡のところは全て等深線が書き込まれていきます。
そして作られた海図は水深ごとに任意の色分けが出来ます。
クイックドローをかけている最中は色分け表示されないのが残念なところ。。。
あと、30㎝刻みではなく50㎝刻みの方がすっきりして見やすいかも。

それらはまた今後改善してアップデートされるかもしれませんが。


ちなみにLOWRANCEではなくGARMINを選んだ理由ですが・・・
GPSの通信がLOWRANCEでは1秒間1回であるのに対し、GARMINは1秒間に5回。カヤックなどの低速移動ではそんなに大きなアドバンテージにはなりませんが、動力船でこの差は結構大きいんじゃないかと。

あと、LOWRANCEのも自動作図システムのREEFMASTERがありますが、REEFMASTERはPCを使わなければならないのに対し、GARMINのQuickdraw ContoursはPCを使う必要が全くナシ。
色分けも何もかも全て魚探操作のみで出来ます。

そう言えばカヤック55でもGARMIN魚探の取り扱いが始まったようですね。

まだ僕も使いこなせておりませんが、質問があれば是非。



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